組織構造を考える

組織構造を考える

組織構造を考える


 

 

プロジェクトマネージャの権限は組織のかたちによって大きく変化します。
実はこの部分はかなりの確率で試験に出題されるポイントなので、確実に理解するようにしましょう。

まずは、2つの組織構造をご紹介します。

 

 

機能型組織

いわゆる縦型組織のこと。「財務部」、「人事部」、「営業部」、「総務部」など、その担当機能ごとに分かれている組織構造です。

 

kinou

 

この組織内でプロジェクトを走らせる場合、各機能部門を通してプロジェクト業務だけが流れてきます。

例えば、まず財務部で予算を確保し、その結果として人事部で人材を集め、さらにその後に製造部でモノを作り始める・・といった感じです。

機能型組織の場合、その権限はほとんど機能部門マネージャー(財務部長、人事部長など)にあり、プロジェクトマネージャーにはありません。

何事にも、各機能部門マネージャーの判断が必要となるため、意思決定が遅れがちになりやすい組織構造です。

その代わりといっちゃなんですが、これら担当部署は、プロジェクトが発足する前から、担当業務のプロフェッショナルとして動いているので、業務の専門性が高く、元々持っている資源を利用できる点も大きな特徴です。

 

 

プロジェクト型組織(タスクフォース型組織)

機能型組織と全く正反対の性質を持つ組織構造で、プロジェクトチーム自体が組織の中で独立した存在となります。

 

taskforce

 

人事部や、経理部といったような部署には全く属しないため、プロジェクトマネージャーは強い権限を持ちます。

権限がプロジェクトマネージャーに集約しているので、意思決定が迅速です。

その一方で、メンバーを集めにくい、業務知識が蓄積されにくいといった悪い点もあります。

 

 

組織構造がプロジェクトに及ぼす影響

 

以上2つの組織構造を理解した上で、以下の表を見てみましょう。
この表はPMBOKガイド第5版p22にある表です。試験対策上、めちゃくちゃ重要な表です!

 

matrixsoshiki

PMBOKガイド 第5版 p22より

 

この表にあるマトリックス型組織とは、機能型組織とプロジェクト型組織の中間にある組織です。
また、マトリックス型組織は、「弱いマトリックス型組織」「バランスマトリックス型組織」「強いマトリックス型組織」に分けられます。「バランスマトリックス型」がちょうど中間として、「弱い~」はより機能型に近く、「強い~」はよりプロジェクト型に近い特徴を持ちます。

この表から、理解すべきことは以下のとおり

・組織構造によってプロジェクトマネージャーの権限がどう影響しているのか

・資源の可用性(人材確保するための発言力がどれだけ強いか)

・各組織構造で予算の権限を持つのは誰か

なお、マトリックス型組織では、プロジェクトマネージャーと機能部門マネージャーの2人が責任者として存在することになり、プロジェクトチームのメンバーは、業務報告を両方にしなくてはいけない場合があります。
この二重報告の責任はプロジェクトマネージャーが負うことになる点も重要なポイントです。

 

photo credit: Marketing Developers via photopin (license)

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